社労士試験に限ったことじゃないけど、資格試験に救済措置は不要だと思っている。
2025年の社労士試験は、直近10年間で合格基準点が一番低い年となった。
合格率も5.5%で、6.9%もあった去年より1.4%下がっている。
そのせいもあってか、選択式は労一と社一の2科目、択一は雇用保険の3科目に足切り基準点を下げる救済措置が入った。
この救済措置の本当の目的が不明確だと感じている。
合格率、合格者数なんて毎年ある程度のばらつきがあるんだから、合格率が前年の倍になったり、合格者数が1000人を切るといった極端な状況限り、足切り点を調整する必要なんて全くないだろう。
試験に携わった者が、問題の難易度設定に失敗したことを誤魔化したいのかもしれない。
個人的には、奇問難問が多かったのではなく、受験者のレベルが低かっただけなんだと思う。
自分もその低レベルな受験者の一人になるが。